エコー検査
産婦人科で受けられるエコー検査
エコー検査とは?
エコー検査とは、超音波診断装置(エコー)を使って超音波を体へ照射し、はね返ってくる反射波をモニター上に表示されることで、体内の臓器の状態をリアルタイムに観察する検査です。
痛みなどの負担はなく、患者様はモニターの画像を見ながら医師から説明を受けることができます。
婦人科では主に、子宮や卵巣などの臓器の状態を観察するために行われます。産科では妊娠の診断や、妊婦健診でも行われます。
また、乳腺検診もエコーで行うことができます。
検査方法
産婦人科でのエコー検査の方法として、“経腹超音波検査”と“経膣超音波検査”があります。乳腺エコーは経腹超音波検査と同様に乳房を観察します。
経腹超音波検査
腹部にゼリーを塗り、外からプローブをあてて子宮や卵巣などの臓器の状態を観察する方法です。
子宮筋腫や子宮内膜症、腫瘍の有無など、内診だけでは確認できない婦人科疾患の発見に繋がります。
また、12週ごろからの妊婦健診は腹部からのエコーで妊婦健診を行います。
乳房の超音波検査は乳房にプローブをあてて、乳腺組織を観察します。腫瘍や嚢胞(のうほう)を観察することが可能です。
経膣超音波検査
内診台に乗っていただき、膣に棒状のプローブを挿入して子宮の大きさ、内膜の厚さ、卵巣の状態などを観察する方法です。
より鮮明に子宮や卵巣の状態を観察することができるため、各種疾患の早期発見に有効です。妊娠の初期の診断も可能になります。
検査時の痛みについて
経膣超音波検査の場合、プローブを挿入する際に多少の違和感が生じる場合がありますが、基本的には痛みはありません。
また、プローブに専用のカバーを付けて挿入するので衛生的で、感染の心配もありません。
経膣超音波検査が難しい方には経腹超音波検査での検査を受けて頂く事も可能ですので、医師にご相談ください。
エコー検査でわかる病気
- 子宮がん(子宮頸がん、子宮体がん)
- 卵巣がん
- 子宮筋腫
- 子宮内膜症
- 子宮腺筋症
- 卵巣のう腫
- 子宮内膜ポリープ
- 妊娠
- 乳腺腫瘍
など
定期的な検査をおすすめします
子宮や卵巣で起こる病気の中には、進行するまで自覚症状が現れないものもあります。
現代の女性に多くみられる子宮筋腫や子宮内膜症などの病気を早期に発見するためには、定期的に検査を受けることが大切です。
症状の有無や年齢に関わらず、定期的にエコー検査を受けて婦人科疾患の早期発見・早期治療に繋げるようにしましょう。
大阪市中央区・谷町四丁目・六丁目のミモザレディースクリニックでは、女性の健康を守るために、病気予防・早期発見に力を入れて取り組んでいます。
こんな方には特に検査をおすすめします
下記のような症状に心あたりがある方には、特に検査の受診をおすすめします。
- 生理痛がひどい方
- 月経量が多い方(過多月経)
- 月経が不順な方(1ヶ月に何度も生理がある方・何ヶ月も生理が来ない方)
- 不正出血がある方
- よく貧血が起こる方
- 将来、妊娠・出産をお考えの方
など