マイナンバーカードの保険証利用について
当院では、マイナンバーカードを活用した「オンライン資格確認システム」の運用を開始しました。このシステムでは、窓口に設置されている顔認証付きカードリーダーにマイナンバーカードをかざすことで、簡単にマイナンバーカードを受け付けることができます。
マイナンバーカードを利用することで、他の医療機関で処方された特定健診情報・診療/薬剤情報を閲覧することができます。これにより、より多くの情報に基づいた診療を受けることが可能となります(ただし、顔認証付きカードリーダーで「閲覧に同意する」を選択した場合のみ)。当院では診療情報を取得・活用することにより、より質の高い医療を提供できるよう努めています。正確な情報を取得・活用するため、マイナンバーカードの保険証利用にご協力をお願いいたします。
注意事項
注意事項として、マイナンバーカードの健康保険証利用には事前の申込みが必要です。利用申請は来院時にもリーダーを用いてその場で行うことができますが、処理には多少時間がかかる場合があるため、マイナポータルサイトかセブン銀行ATMで、保険証として利用するための事前登録をお願いします(なお、2回目以降の利用申し込みは必要ありません)。
マイナ保険証は受診ごとに毎回お持ちください。デジタル庁や厚生労働省の指示により、毎回マイナ受付をしていただく必要があります。
なお、マイナ保険証確認端末は各種公費受給者証には対応していません。公費受給者証をお持ちの方は、引き続き受付で医療証のご提示をお願いいたします。各種公費受給者証には、身体障害者医療・難病医療・特定疾患・精神医療・更生医療特定医療費(指定難病)受給者証や市区町村が発行する乳幼児医療証などが含まれます。
保険証の原本も念のためお持ちください。システム障害や保険者側(市町村・健康組合等)の都合で保険資格変更が遅れていて、オンラインでの資格確認ができない場合があります。その際はマイナ保険証の代わりに健康保険証の原本を確認させていただくことがありますので、引き続き保険証の原本もお持ちください。
また、お薬手帳をご持参ください。マイナ保険証を使用している場合でも、情報取得に同意されない場合、直近1か月以内に他院でお薬の処方を受けた内容はマイナポータルのシステム上取得できないため、お薬手帳のご持参が必要となります。
マイナ保険証は原則として受付でお預かりすることはありません。カードリーダーに置いていただき、タッチパネルで受付登録していただく必要があります。スタッフが代理で操作することはできませんので、予めご了承ください。操作に不明点がある場合はスタッフがお手伝いいたします。
診療費に関しては、マイナ保険証確認システムの義務化に伴い、「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」という別途の費用が加算されます。この加算は以下の場合に発生します。
医療情報・システム基盤整備体制充実加算
初診時「加算1」 6点:
診療情報提供書の持参がない場合、または
マイナ保険証での診療情報取得に同意しない場合
初診時「加算2」 2点:
診療情報提供書を持参した場合、または
マイナ保険証での診療情報取得全てに同意した場合
再診時「加算3」 2点:
マイナ保険証での診療情報取得に同意しない場合、または
従来の保険証で保険確認を行った場合
※ただし、再診時にマイナ保険証で資格確認を行い、診療等の情報取得に同意した場合は、上記の加算は発生しません。
マイナ受付の導入により、当面の間、受付にお時間がかかる場合がございます。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
マイナ受付に関する詳細情報については、厚生労働省のホームページやリーフレットをご参照ください。
患者の皆様の健康とプライバシーを守るために、マイナンバーカードを活用したオンライン資格確認システムの導入に努めております。これにより、より効率的で正確な医療情報の取得が可能となり、より良い医療サービスを提供できることを願っています。
今後も患者様の利便性を考慮し、より良い医療環境を整える努力を続けてまいります。ご不明点やご質問がありましたら、どうぞお気軽にスタッフにお尋ねください。
どうぞよろしくお願いいたします。