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月経前症候群

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月経前症候群(PMS)とは?

月経前に生じる様々な症状の総称

PMS(Premenstrual syndrome)は月経前症候群と呼ばれていて、月経(生理)が始まる数日前から生じる様々な症状の総称です。
主な症状は、気分の落ち込み、イライラ感、不安、腹部膨満感、便秘、頭痛、乳房の痛み、むくみ、食欲減退、過食などで、現れる症状は人によって様々です。
これらの症状は月経が始まると徐々に治ったり、軽くなったりすることが特徴として知られています。個人差はありますが、月経のある女性のうち大多数の人がこの月経前症候群を経験しており、そのうち毎月に同じような症状に悩まされている人は全体の3〜8割ほどいると推測されています。

月経前症候群(PMS)主な症状

月経前症候群(PMS)の症状は非常に個人差があり、身体的な症状が現れる場合と、精神・神経的な症状が現れる場合があります。精神・神経症状が主な症状なものを月経前不快気分障害(PMDDPremenstrual Dysphoric Disorder)といいます。

同じ症状であっても人によって重さは異なることが一般的です。

体に現れる症状
  • 腹部が張る(腹部膨満感)
  • お腹が痛い
  • 便秘・下痢
  • 吐き気・嘔吐
  • 頭痛がする
  • 肩こり
  • めまい
  • 動悸
  • 耳鳴り
  • 腰が痛む
  • 食欲がわかない
  • 食べ過ぎてしまう
  • むくみ
  • 肌が荒れる・ニキビ

など

心に現れる症状
  • すぐにイライラしてしまう
  • 気分の落ち込み
  • 集中力が続かない
  • やる気が起きない
  • すぐに疲れる
  • 夜、眠れない

など

月経前症候群(PMS)の原因

はっきりとした原因はわかっていません

月経前症候群(PMS)の原因は正確にはわかっていませんが、月経(生理)に付随していることから、女性ホルモンの影響が考えられています。
女性には月経周期があり、排卵前には卵胞ホルモンのエストロゲンが多量に分泌され、排卵後には黄体ホルモンのプロゲステロンの分泌が亢進していきます。
この時期に妊娠をしなかった場合には、黄体ホルモンの分泌がストップし、再び卵胞ホルモンの分泌が増えてくるサイクルを繰り返します。

このようなサイクルを通して、排卵から月経までは女性ホルモンの分泌バランスが大きく変化するため、様々な症状が引き起こされるのではないかと考えられています。

月経前症候群(PMS)の治療

症状が軽い場合は、特に治療をしないことが多いです。
ですが、お仕事に影響したり、眠れないなど日常生活に支障を来たしたりするほどの重症の場合には、症状に合わせた適切な治療が行われます。

月経前症候群(PMS)の治療としてホルモン剤(ピル)は広く使われていて、また症状・体質に合わせた漢方薬が有効な場合もあります。
大阪市中央区・谷町4丁目・6丁目のミモザレディースクリニックでは、低用量ピルの処方や漢方薬の処方などを行っておりますので、症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。

月経前症候群(PMS)のセルフケア

生活を見直すことで緩和できる場合も

月経前症候群(PMS)では、症状を軽くするために自分でできる工夫がいくつかあります。
ライフスタイルにもよりますが、例えばハードスケジュールをずらす、リラックスタイムを設ける、睡眠や休息を十分にとるなど、少し余裕を持って生活できると症状が緩和されやすいことがわかっています。

また、症状はつらいものではありますが、症状のことで頭が一杯になると、それ自体をストレスに考えてしまい、さらに悪化させる要因にも繋がってしまいます。
月経(生理)は必要なものと割り切って、ポジティブに考えることも大切です。

しかし、辛い症状を我慢する必要はありません。辛い症状が続くようでしたら、大阪市中央区・谷町四丁目・六丁目のミモザレディースクリニックへご相談ください。